ギャラリー&ノート:2024ドイツGP|セパレートのパドックとドイツごはん
現地の雰囲気をお楽しみください。
ザクセンリンクで開催された、2024年シーズン第9戦ドイツGPのパドックとサーキットの様子をお届けします。
ザクセンリンクは1927年に最初のバイクレースが行われた、長い長い歴史を持つサーキットです。もちろん、当時は現在のようなクローズドサーキットではなく、公道レースとして行われました。
2024年のザクセンリンクにも、公道レースだった当時の名残が随所に見られます。
サーキットを出て10分ほど歩いたところにあるラウンドアバウトには、中央にSachsenring Schwibbogen(ザクセンリンク・シュヴィボーゲン)というモニュメントが立っています。シュウィップボーゲンは「キャンドルアーチ」という意味で、この地方の伝統工芸品だそうです。
ちなみに、このラウンドアバウトがある場所は、過去の公道レースのコースの一部ではないのですが、コースはこの近くでした。
公道レース時代のコースレイアウトについては、こちらのサイトでも見ることができます。
https://hohenstein-ernstthal.de/de/sachsenring/streckenverlauf/ (ホーエンシュタイン=エルンストタールの公式ホームページ)
©Eri Ito
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ラウンドアバウト付近では、白バイ隊員が交通整理を行っていました。バイクはもちろん、BMWです。ドイツの白バイのカラーリングは、青と黄色なのですね。
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こちらは公道レース時代のコントロールタワーです。現在は、最終コーナーのアウト側に位置しています。
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メディアセンター(ジャーナリストやフォトグラファーが仕事をする部屋)の壁には、ザクセンリンクの歴史がつづられています。
©Eri Ito
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ザクセンリンクは高低差のあるサーキットです。メディアセンターは最終コーナーを上ったあたりにあって、建物の屋上に行くと、とても見晴らしがいいです。
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ピットからピットレーン入り口(最終コーナー側)を見ると、最終コーナーからメインストレートにかけて上っているのがわかります。
©Eri Ito
1コーナーに行くにつれてさらに上っています。1コーナー側からピットを見ると、こんな感じ。正面にドルナのオフィスなどが入るタワーが見えます。
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ザクセンリンクはピットのあるほうのパドック1が狭いので、MotoGPのレースウイークでは二つのパドックが使われます。現在、Moto2、Moto3クラスのピットやホスピタリティが集まるパドック2には、過去に使われていたコントロールタワーがあります。
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繰り返しますが、ザクセンリンクのパドックは本当に狭いです(笑)。いつもならMotoGPクラスのピット前に停まっているトレーラー横にはライダーのサインボードが立っているのですが、ザクセンリンクのパドック1が狭いので、サインボードはパドック2のホスピタリティに立てられていました。
サインボードはピットのあるパドック1にはなくて……©Eri Ito
ホスピタリティがあるパドック2に。これはザクセンリンクだけかも?©Eri Ito
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ちなみに、いつもはこんな感じ。各ライダーのサインボードは各ピットとトレーラーの近くに立っています©Eri Ito
わたしは個人的に、ドイツのごはんが好きです。空港の売店で買った、トンカツみたいなお肉、シュニッツェルがはさまっているこのサンドイッチもすごく美味しかった! シュニッツェルはトンカツの原型だとも言われる料理なんだそうです。
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そういえば、ドイツのスーパーマーケットでも醤油が売られていました。醤油はヨーロッパでかなりメジャーな調味料になっているようで、だいたいのスーパーマーケットで見ることができます。高いですけどね……。
©Eri Ito
取材開始前日の水曜日の夜は、宿の近くにあったイタリア料理のレストランに行きました。水曜日の夜は、できるだけ美味しいものを食べて体力を蓄えます。豚肉のソテーみたいな料理でした。美味!
©Eri Ito
サーキットのフードスタンドは、当たり前のようにソーセージを売るところばかりです。それから、ビール。ソーセージのフードスタンドでは、オーダーすると、焼いているソーセージをその場でパンにはさんで渡してくれます。このホットドッグとビールが、ドイツGP観戦のセットみたいです。
©Eri Ito
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ザクセンリンクでは、サーキットがメディア向けのケータリングを用意してくれています。温かいごはんを食べられるのは、本当にありがたいです。このようなサービスはサーキットによるのですが、ここまでしっかりしたケータリングがあるのはまれかもしれません。ケータリングも、もちろん、ソーセージ(笑)。本当にドイツ人はソーセージが好きなんですね。
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おまけ。ドイツGPの金曜日、ユーロ2024準々決勝でドイツとスペインが対戦していたそうで、メディアセンターのテレビは、しっかりとサッカーを映していました(笑)。おまけにみんな、仕事そっちのけでサッカーの試合に一喜一憂。
わたしはこのサッカーの選手権をしらなかったし、イヤホンをして仕事していて気付かなかったのですが、怒号みたいな歓声に飛び上がりました。どちらかが得点を決めたんですね。
メディアセンターには地元ドイツ人はもちろん、スペイン人もたくさんいたので、それはそれは、とんでもない盛り上がりでした。
そして、試合が終わると「はあ~やれやれ」といったふうに、さっさと帰ってしまいました。仕事は(笑)⁉
それにしても、サッカーの人気はすごいですね。わたしはMotoGPの取材しながらヨーロッパをあちこち回っているけれど、どこに行ってもサッカーの人気の高さを目の当たりにしている気がします。
©Eri Ito
ドイツGPのギャラリー&ノートでした。
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